京都府京都市
京都市内へ住むことを希望されていたお施主様。
手に入れられた土地は、商店街の中にある、もともと店舗が建っていた19坪の小さな敷地でした。
「限られた敷地をうまく活かして生活動線を考え、更に理想のプランを実現するには……」と工務店を探した結果、アートハウスへご依頼いただきました。
京都の景観条例のある地域で、設計士が役所と打合せを重ねてお施主様希望のスタイリッシュな黒い外観の家が実現しました。
陽あたりやプライバシーへの配慮から、2階リビングを採用しました。天井を照らすコーブ照明を取り入れるなど、部屋を広く見せる工夫が満載です。
キッチン横のパントリーは通り抜けできるようにし、動線を考慮。
しっかりと広さも確保し、キッチン用品や食品ストックをたくさん収納できるようにしました。
本や漫画が大好きなお施主様。リビングの一角に壁面に沿った本棚を造作し、おうちライブラリーを実現しました。
ライブラリーは少し天井を下げ、レッドシダーを施工。柔らかな自然光に包まれるおこもりスペースで、集中して本を読むことができます。
かわいい表紙の絵本は表紙が見えるように置けば、インテリアにも。
日常を楽しむ工夫が随所に光ります。
PCコーナーに造作したカウンターテーブルは、動線に沿うように三角形にデザイン。
出っ張りが移動時に邪魔にならないように配慮して設計されています。
東西に2面バルコニーを設け、しっかりと風が抜けるように計画しました。
リビング側のバルコニーは上が吹き抜けになっているため、コンパクトだがたっぷりと光を取り込むことができます。
両隣りに建物が迫る2間間口のうなぎの寝床のような敷地に建てたお家。
京都の景観条例を守りながら、スタイリッシュな外観に仕上がりました。
組子細工をイメージした面格子はお施主様のこだわりで、職人さんにオーダーしてつくってもらった特製のものです。